「メールも使えると思ってOfficeを契約した」「会社サイトの契約に、メールが付いていた気がする」。そんな曖昧さがあると、新しいサービスが必要かを決めにくくなります。まずは、使っている道具を一枚に並べます。
この作業で決めたいのは、削る金額だけではありません。何を残し、何が足りず、次に誰が確認するか。 そこまで書ければ、新しいサービスを比べる理由がはっきりします。
以下の整理方法は編集部の提案です。特定の会社の契約を調査した体験談ではありません。サービスの画面操作や契約変更は実測していません。掲載リンクは公式資料への通常リンクで、アフィリエイト広告ではありません。
まず、仕事と道具を並べる
メール、文書作成、ファイル共有、会議、経理、会社サイト。会社で行っている仕事を書き、その横に使っているサービス名を置きます。一つのサービスで複数の仕事をしているなら、同じ契約として分かるようにまとめてください。
「Word」「Gmail」のようなアプリ名と、契約書や請求明細に出てくるプラン名は別々に記録します。アプリが起動することだけでは、会社の契約内容や、二人目が使う権利までは確認できません。
| 会社の仕事 | 今の道具に書くこと | 困っていることの例 |
|---|---|---|
| メール | メールサービスと、受信箱を管理する人 | 二人で返信すると、対応済みか分からない |
| 文書・表計算 | 正式な契約名と、使っているアプリ | 取引先のファイルを開くと、表示が崩れる |
| ファイル共有 | 保存サービスと、会社資料の保管場所 | 最新版がどこにあるか探している |
| 会社サイト | ドメインの登録先と、サイトの配信先 | 更新通知を誰が受け取るか分からない |
この表の困りごとは例です。今の仕事で起きていない問題を、買い替えの理由に加える必要はありません。
契約名は、明細と管理画面で確かめる
契約確認メール、直近の請求明細、管理画面を開きます。サービス名だけでなく、正式なプラン名、契約人数、支払い周期を転記します。分からない欄には「未確認」と書き、確認する担当者を添えておきます。
法人向けMicrosoft 365では、権限を持つ管理者が管理センターで契約を確認できます。簡易ビューは「サブスクリプション」、ダッシュボードビューは「請求」から「製品」へ進む案内です。製品名、契約状態、ライセンスの総数と割り当て数を見られます。Microsoftの契約確認ガイド
Google Workspaceの請求書は、メールのほか管理コンソールでも確認できます。管理者権限が必要で、販売パートナー経由の契約は販売パートナーへ確認する案内です。Googleの請求書確認ガイド
画面に契約が見当たらないときは、無料だったと決めつけず、別の管理アカウントや契約先がないかを確認します。パスワードやカード番号を、この整理表に書く必要はありません。
月額と、実際の支払いを分ける
月払い、年払い、買い切りが混ざっているときは、実際の支払額と請求周期をそのまま残します。月額に換算するのは、その後です。
たとえば税込12,000円を年に一度払う架空の契約なら、比較用の月額相当は1,000円です。ただし、毎月1,000円が引き落とされる契約という意味にはなりません。契約期間、次の更新日、途中で変更できる条件も別に確認します。
ドメインとメールがセットになっている場合も、同じ請求を二回足さないようにします。「文書」「メール」「共有」の三つに同じ契約名を書いても、支払いを数えるのは一度です。
記入用シートで、残すものを決める
次の項目を、一つの契約につき一行で記録します。記入用シートをダウンロードする(テキスト)こともできます。ダウンロードしたシートに記入した内容を、このサイトへ送る機能はありません。
| 確認する項目 | 記録すること |
|---|---|
| 契約名・契約先 | 正式なプラン名、請求元、管理画面の入口 |
| 仕事と利用者 | 何に使うか、使う人、必要な権限 |
| 支払額と周期 | 税込か税別か、月払い・年払い・買い切りの別 |
| 更新と変更 | 更新日、自動更新の設定、変更・解約条件 |
| 管理する人 | 担当者、契約通知を確認する人 |
| 保管しているもの | メール、会社資料などの保管先と、移す必要があるデータ |
| 今の判断 | 残す/不足を調べる/変更を検討する |
| 次の確認 | まだ分からないことと、確認する担当者 |
使っていないように見えるサービスでも、過去のメールや会社資料が残っている場合があります。整理表で「変更を検討する」とした段階では、まだ解約せず、保管場所と引き継ぎ方法を確認してください。
新しく比べるのは、足りない仕事だけ
今の道具で仕事が進んでいるなら、整理表に「残す」と書いて終えて構いません。新しいものを選ぶ必要があるときは、「AIが付いているから」ではなく、今の仕事のどこを変えたいかを一つ決めます。
議事録なら、文字起こしが遅いのか、要点の整理が難しいのか、確認と共有に手間がかかるのか。困っている工程によって、試す機能も変わります。現在の資料を使う前に、共有してよい範囲を確認し、まずは機密情報を含まないサンプルで試す方法を考えます。
メールを新しく整えるなら、契約済みのOfficeに必要な機能があるかを確認し、足りない分の費用を比べます。契約を増やす判断は、現在の支払いと、新しい道具に期待する仕事を並べてからで十分です。
会社メールが足りないと分かったら
今のOfficeやドメインの情報を使い、メールの追加費用を比べられます。不明な料金は確認が残る項目として表示します。
メールの追加費用を比べる →登録不要。比較フォームの入力は保存・送信しません。